外用剤の塗り方について

2016年05月01日

当院では優秀なベテランの看護師さんが外用剤の塗り方の指導に当たっています。問診時や診察を出られた後でもお気軽にお声掛けください。

よく質問を受ける点を紹介しますね。

いつ塗るのが良いですか?

これは入浴(またはシャワー)後がよいです。皮膚についた汚れが取れて清潔になったお風呂上りは外用療法 を行う上でベストの状態です。そしてもう一つ重要な理由があります。皮膚の温度が10℃から37℃に上昇すると外用剤の経皮吸収率は10倍にアップ することがわかっています。このためお風呂を上がって、バスタオルで水滴を拭き取った直後がよいのです。脱衣場で体がまだ暖かい状態での塗布がベストです。

塗る回数は?

初期治療(塗り初め)や急性増悪時の場合は1日2回、安定期に入ってきたら 1日1回にすることが多いですが、患者さんの生活習慣を考慮した上で、湿疹の度合いによって一人ひとりにあったかたちで説明しています。私の説明不足の際は、必ず診察室で質問をしてください。

塗る量は?

ほとんどの方は塗り不足です。患者さんはよく「すりこむ」という表現を使いますが、ゴシゴシ強くこすりこむという意味ならばそれは間違いです。外用剤を薄く均一にやさしくのばすのがコツですよ。ソフトなマッサージのイメージですね。

そうそう、頭のローションの塗り方も結構、間違っている方が話を聞くといらっしゃいます。

当院ではそのあたりをきめ細かに説明しています。以前から治療してお薬をもらっているが「どうせ治らないからなぁ」とあきらめていた人も、説明を受けしっかり守ったら良くなった人が意外と多いですね。

他院でもらっている外用薬が調子よければ当院でも基本的に同じように処方する方針をとっていますが、そのなかでも、いまいち塗り方が分からない場合や、「この塗り方、塗る量、塗るタイミングでいいの?」と感じている方ははお気軽にご質問ください。

★初版 2015年7月30日

★第2版  2015年12月20日

★第3版 2016年5月1日

(院長記載)