★当院の「水虫」治療について紹介します★

2017年08月16日

「水虫」よく聞く病気だと思います。「虫」とありますが、実は白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間の菌が原因です。正式には「足白癬」、爪では「爪白癬」とも呼ばれます。

実は足だけに感染する菌ではなく、体にできる場合はタムシ(体部白癬)、頭にできる場合はシラクモ(頭部白癬)とも呼ばれます。

頻度としては足白癬(水虫)が多いので、ここでは水虫のみの話を書いてみます。

★爪水虫について→こちら

 水虫の症状とは?

実は水虫って痒いというイメージがありますが、実際はかなり悪くならないと出ないことが多いです。そのため、水虫にかかっていることを知らない人も多いです。では、痒みが出ないこともあるというのであれば、どんな症状だったら水虫の可能性があると考えれば良いでしょうか。

・足の指や踵ががさがさする。

・足の指にみずぶくれができる。

・爪の色が濁る。

・爪の下がぶ厚くなる

痒みだけでなく、こんな症状があったら早めに受診してください。また、洗い方の問題もあるので片足だけや一部の爪だけ症状が出ることもあるので、1か所でも症状があったら受診をおすすめします。

 水虫の診断方法は?

確定は、顕微鏡での白癬菌の検出です。菌量が少ない場合には何回か検査が必要になることもありますが、水虫かどうかを判定する重要な検査です。皮膚科に早めに受診してください。

この検査にあたって一つ注意しなければならないというか、お願いしたい点があります。それは検査直前に市販の水虫薬を使わないことです。塗った直後では、表面の菌が死滅するので検査にひっかからなくなってしまい、正しく水虫の菌があるかないか、判定できなくなってしまうのです。

 水虫は治療しましょう

「水虫なんて死ぬ病気でないし、ほうっておいてもいいんじゃない?」って考える人もたくさんいると思いますが、皮膚科医の立場から下記の理由で治療をおすすめします。

①治療を受けていない患者さんは常に白癬菌をばらまいてしまって家族にうつしてしまう危険性があります。

②水虫が原因で生じた足の傷から細菌が入って蜂窩織炎(皮膚の細菌感染症)を起こす危険性があります。ひどくなると入院加療が必要になることさえあります。特に、水虫は糖尿病の人がなりやすいですが、そういう方が蜂窩織炎になると重症になり足切断のケースもありえます。

薬局で手軽に買える市販のくすりもたくさんありますが、白癬菌を殺す効果が弱かったりかぶれが起こしやすかったりします。また、効果が得られないよくあるパターンは、水虫の診断がしっかり確定できていない点、塗り方や塗る量のコツがしっかりおさえられていない点があげられます。当院では診断から治療までトータルで、外用指導、生活指導にも力を入れて取り組んでいます。一方、毎日外用することに対するストレスも考えて、それぞれ個人に合わせた治療期間を提案するなどきめ細かな診療を行っています。

また爪の水虫は、①内服薬 ②爪水虫専用の外用薬を使わないと治りません。どちらも保険での治療が可能ですのでご相談ください。①は肝機能上昇の可能性を考え定期的な血液検査が必要です。②は白癬菌に侵されている爪が多いと外用に手間がかかるのが欠点です。当院では十分、説明した上で最適な治療法を考えていきます。

当院に受診して、しっかり水虫の治療を始めてみませんか?

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