★当院は「にきび」治療に力を入れています。ご相談ください。★

2017年03月01日

当院ではニキビの治療に積極的に取り組んでいます。日本では健康保険で治療ができます。当院にてご相談ください。_MG_0987 1

(最新 にきび関連コラム)→にきびの治療~今、考えていること

             →にきびの受診率が日本では低い

※上記のコラムもご覧ください。

にきびは皮膚科専門医に受診ください

実は・・・・にきびと思ったらにきびでないこともあるからです。。。。。

鑑別疾患で特に重要なのは・・・マラセチア毛包炎好酸球性膿疱性毛包炎(EPF)です。治療法が異なってきます。

にきびでも、ニキビダニが悪さしている場合やしゅさという病気が推定される病態の方もいますので注意します。実際の確認が難しいですが・・・

にきびの病態から考える治療法とは?

「にきびは病気という感じでないし、本当に健康保険で治療できるの?」と思われる方もいると思いますが、健康保険で治療ができます!! 逆に放置すると一部は瘢痕になってしまうので一大事です。

「にきび」の病態ですが、「毛穴が詰まって中でにきび菌が増殖して炎症を起こしている。」という状態です。

治療機序は大きく分けて2つです。

 ①  ニキビ菌を減少させて炎症をしずめる

    →抗菌薬(内服、外用)、過酸化ベンゾイル(外用)

 ②   毛穴の詰まりを取り除いて、ニキビ菌を毛の外に出しやすくする

    →アダパレン(外用)、過酸化ベンゾイル(外用)

ニキビ治療といっても、「ここまでの時期にどれだけ治したい」や、「次から次に出現するニキビを予防していきたい」など人によって治療の目的が異なることも多いです。当院ではこれらを組み合わせてオーダーメイドの治療を行っています。

ただ注意したいのは・・・今のところにきび痕を治す治療はありません。(※ディフェリンを長く半年から1年以上使っていた方に、盛り上がった軽傷のにきび痕まで治ってしまう方がいます。

 顔に出現するにきびは、他者からみられることで生活の質(QOL)を落とします。それがゆえに「にきび」の治療を私は重要と考えており、積極的に取り組んでいます。

保険治療で十分な治療が可能ですので、高額な自費治療をすすめるような美容皮膚科に行く前に、是非、当院を受診してください。

注目すべきアダパレンについて

  世界ではニキビの第1選択薬として最も処方されている外用にきび薬です(商品名:ディフェリン)。本邦でも2008年にやっと保険適応が認められました。

 作用は先に示した通り「毛穴の詰まりを除去する」のですが、赤ニキビだけでなくその前段階の白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性のニキビ)にも効きます。よって、炎症性の赤ニキビになるのを防ぐという高い予防効果を発揮する薬となります。「予防する効果」・・ここが今までにない画期的な効果といえるでしょう。すなわち継続して良い状態を保っていくことに優れた外用薬であり、とてもニーズの高い治療薬といえます。

前述しましたが、軽症のにきび痕にも期待できます。。

そんなとても良い薬なのですが、一方で欠点もあります。

・一つは乾燥しやすくなることです。(※ただし、当院では保湿剤を併用する方法をとっているため、あまり気にせず治療を継続できている方が多いのでご安心ください。)

・もう一つは、一時的に不快感(ヒリヒリ感)、落屑(皮膚が細かくはがれる)、紅斑(赤くなる)、そう痒感(かゆみ)がかなり高い確率であらわれるという副反応です。しかし、それはずっとではなくて、ほとんど使いはじめから2週間以内にあらわれ、その後やわらいでくるといわれています。逆にこのような副反応があった方が実は効果が出ている兆候と考えますので、生活に支障が出るほどでなければ続けていただいています。

このような特殊な外用薬ですので、効果的な外用量、また刺激感の発生や乾燥があっても継続してアダパレンを続けてもらう方法についてはいくつかのコツがあります。その一つが短時間塗布療法です。結構、この方法を使うと刺激が和らぐ方がいます。少しコツがいりますので、アダパレンを他院で断念した方でも、一度、当院を受診してください。その他、保湿剤の使用、お試し塗布範囲の指定、塗布の間隔開けなど・・具体的なコツはホームページ上では㊙ですが)。ちょっとした工夫で続けられることもしばしばですね。

 

過酸化ベンゾイルについて

新たに2015年、過酸化ベンゾイル製品(BPO)が、海外ではおなじみの薬でしたが、日本でやっと保険適応になりました(商品名:ベピオ)。にきびの治療に選択肢が増えました。抗生物質ではないが別の働きでにきび菌を殺菌します。抗生物質でないので耐性菌ができにくいという点も大きなポイントです。

また、殺菌効果のみならずピーリング作用で毛穴のつまりをとる効果もあわせもっています。ディフェリンよりも乾燥症状は低いですが、接触性の刺激が急激に生じることがあります。過酸化ベンゾイルの扱い方については注意点が多いのですが、そのあたりを詳しく当院では説明しています。

 過酸化ベンゾイルを、個々人のにきびの病態に応じてすすめています。

また、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシン(抗生剤)の合剤(商品名:デュアック)も発売されましたので、この薬もおすすめすることがあります。

 

(関連項目)

過酸化ベンゾイルについて

新しい抗生物質の外用薬

最近、耐性菌のできにくい成分の抗生物質外用薬(商品名:ゼビアックス)が発売されました。通常1日2回(商品名:ダラシン、アクアチム)だったものが、この薬では1日1回外用でOKです(楽ですよね。) 何人か使用していますが、結構効果が高い感じです。。

にきびの漢方治療について

 ところで、ニキビには漢方治療がとても良い適応です。特に大人ニキビにはすすめています。標治(にきびの炎症をおさえる)の薬だけでなく、本治(体質を改善する)にも対応する薬も効果的です。「血の偏り」(お血)の改善や、にきびによく合併する便秘に対応した漢方も良いです。エキス剤だけでなく錠剤もあります。ご相談ください。

うまくやればにきびは保険治療でコントロールできることがほとんどです。当院ではにきびの治療に積極的に取り組んでいますので、ご相談ください。

(第2版 2015年9月14日)

(第3版 2016年2月14日)

(第4版 2016年5月22日)

(第5版 2016年7月28日)

(第6版 2016年9月1日)

(第7版 2016年11月24日)