乳児湿疹の治療

2015年04月18日

乳児の湿疹は、脂漏性皮膚炎なのかアトピー性皮膚炎なのか、鑑別が難しい点があげられます。

局所でみても、乾燥しているだけなのか、湿疹になっているのか、皮膚科医でないと分からない点が多くあります。

実はその点がステロイドを外用するべきかどうかをみるということにおいて重要になります。

その見方には視診だけでなく触診が非常に重要です。当院ではそのコツを説明しています。

小児科の治療での問題点としては、ステロイドを塗るべきところを乾燥と思って保湿剤で塗っていたが治らない。ステロイドを塗っているが強さ、塗り方、塗るタイミングの方法が適切でない。

当院では診断・経過から、その子にあった方法でうまくコントロールすることを目標にご両親に説明をしています。

ステロイド外用の起こるべき副作用と安全性についての説明はもちろん、逆に難治な方への皮膚炎の対応についての治療方法検討、アレルギーを調べるプリック検査及びステロイド外用で起こりうる真菌鏡検検査を行ています。