オーダーメイド治療の実践について

2015年05月04日

私の診療基本理念と一つして「個別化医療の実践」(オーダーメイド治療の実践)という概念があります。

「同じ病気でも個々の患者では治療目標が異なります。一律に治療方針を決めるのではなく、患者さんと十分なコミュニケーションをとって、治療方針を一緒に考えてきています。」これはまだ治療方針が定まらない方へのアドバイスの方法として提案するものです。

しかし私はもっと深い意味をもって掲げた経緯があります。この「個別化医療の実践」というのは私が主体ではなく、患者さんが主体で考えることが私は大事だと思っています。

昔からイメージされているクリニックは、医師が主体で医師の好みのくすりを出すものを患者さんが受け入れるというパターンではなかったでしょうか。みなさんもそうイメージしている方も多いと思います。

でも私は違うと思うのです。患者さんの生活環境にあって治療が上手にうまくいっているのであれば継続をおすすめします。すなわちこの点が画一的な治療をしないという点につながります。

私の診療スタイルとして、

①まず他院でくすりをもらっていたか、聞きます。

②皮膚の状態を診察して処方を考えます。

・お薬が効いていなければ、もちろん個別に生活環境を踏まえ治療目標を聞き出し、治療方法について一緒に考え検討します。

・お薬が効いていれば、そのまま他院の薬をベースに処方します(副作用がないかのチェック、保険病名に対して適切な薬かどうかはチェックさせてもらうので、必ず処方できるかどうかとなると断言することはできませんが、基本方針として説明しています

よって、「手湿疹で繰り返すので、この外用薬がほしいなぁ。でもいきなり行って出してくれるのかな。」「慢性のじんましんなのでいつもの内服薬がほしいなぁ。もらうだけでいいんだけど」。「アトピーのいつもの薬、大量にほしいなぁ。」・・このあたりの相談については当院でOKです(診察は必ず必要です)。質問があれば、ステロイド外用薬の強さのランク、効果や刺激性の有無、ヒスタミン薬内服薬の即効性や半減期のデータ、眠気の出やすさ、特性などいろいろ説明も可能です。

(院長記載)