「しもやけ」と「乾燥肌」(皮脂欠乏性湿疹)が増える時期です~漢方の話題
2017年12月05日
しもやけ
子供の場合は汗が冷えると「しもやけ」になりやすいので、こまめに汗を拭きましょう。また雨に濡れた靴下は帰ってきたら、そのままにしてはいけません。
★しもやけについては、こちら の記事をどうぞ
当院では定期的な院内勉強会をしておりその勉強会にもありましたが、毎年しもやけになる方には漢方もご紹介しています。。当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)が有名です。。ポイントはしもやけになってからではなく、しもやけになる前に内服を開始して予防するということです。
いつもしもやけに悩まされる方は早めに当院にご相談くださいね。。。漢方は「温める」ということが得意なんです。。ですので、おすすめです。
乾燥肌
乾燥肌には、やはり保湿ですよね。お年寄りはこの乾燥に弱いので要注意です。しっかりこまめに保湿をしないとたちまち湿疹になります。写真は乾燥肌を通り越して湿疹になった「皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)」です。
生活習慣では、お風呂でナイロンタオルでこするのはやめましょう。熱いお風呂も皮膚を傷めて乾燥になりやすいので厳禁です。
この乾燥にも漢方が使われます。当帰飲子(とうきいんし)が代表ですが、少し熱をもって赤くなっているのなら温清飲(うんせいいん)も使います。他、いろいろバラエティーもあります。。
こちらも乾燥の強い冬季だけでも予防的に内服する方がいます。
全員におすすめしているわけではありませんが、このコラムを読んで漢方にも興味があると思った方は遠慮なくご相談ください。。
(関連項目)
・漢方治療
(初版)2015年11月27日
(第2版) 2016年1月28日
(第3版) 2017年1月22日
(第4版) 2017年12月5日