花粉症

2014年12月29日

花粉によるアレルギー反応を花粉症といいます。症状は鼻アレルギーが主で、くしゃみはなみず(水性鼻漏)はなづまり(鼻閉)の3兆候。さらに目の症状である目のかゆみが加わります。

さらに花粉の症状として皮膚炎も起こします。特に目の周囲に湿疹が出現しやすいです。注意として鼻炎症状がなくても皮膚炎だけ起こることもあります。→詳しくは花粉皮膚炎を参照ください。

当院では花粉症の生活指導及び治療を行っています

花粉症の治療

抗ヒスタミン薬内服が基本ですが、はなづまり(鼻閉)を伴う場合は鼻噴霧用ステロイド抗ロイコトリエン薬内服もよく効きます。

点鼻のステロイドは大丈夫なのか、と良く質問がありますが内服と比較しても安全に使用できます。とても即効性があるのでおすすめしています。

目の症状には点眼用抗ヒスタミン薬の外用が第1に使われる治療であり、当院でも処方をしています。ただし、症状が強い場合はステロイドの点眼になりますが、春季カタルという病気のチェックやステロイド点眼の副作用である緑内障の危険もあるので、重症の方は眼科を受診してもらっています。

当院ではよく症状をお聞きして、適した薬を組み合わせて処方しています。

またそれ以外の治療として漢方薬もあります。漢方薬は即効性がないというイメージがありますが、花粉症に使う場合はすぐ効きます。抗ヒスタミン薬で眠くなってしまう方にはとてもおすすめです。

 花粉症の初期療法

さてトピックスとして、花粉症では初期療法が有効というのはご存知でしょうか。

症状が出ていなくても花粉飛散時から内服治療をすると何らかのプラス効果がみられるというものです。そのプラス効果とは何か。①発症が遅くなります。②ピーク時の症状が軽くなります。ガイドラインでもこの治療は推奨されています。毎年、スギ花粉症になる人は、テレビやインターネットなどの花粉情報が流れますので、こまめにチェックして早めの内服を開始するのも良いと思います。

 

花粉症の原因

花粉症はスギが有名ですが、夏や秋にも症状が出る場合は他の花粉または花粉以外のアレルギーが原因かもしれませんよ。主なものを列挙してみました。

(※時期はおおよそです。年によって違うこともあります。)

春の花粉

スギ       2月~4月 10月~12月    北海道を除く地域

ヒノキ      3月~5月          関東以南

ハンノキ     1月~6月          全国

オオバヤシャブシ 3月~4月          関東

 スギ、ヒノキは有名ですが、早い時期からアレルギーのある方はハンノキにも注意です。ハンノキといってもピンと来ないと思いますが、秋にどんぐりをつける木です。スギは晩秋(10月~12月)にも症状の小さいピークがあります。

夏の花粉

カモガヤ     4月~8月    全国

ハルガヤ     4月~8月    全国

オオアサガエリ  4月~8月    全国

夏はイネ科に注意です。カモガヤが代表格です。スギ、ヒノキと違って飛散力がないのですが、このような雑草はどこにでもありますよね。期間は長く続く一方、特に初夏に悪化しやすいです。

(関連記事)イネ科アレルギーと口腔アレルギーの話題

秋の花粉

ヨモギ      8月~9月    全国

ブタクサ     8月~10月    全国

 秋は上記のような雑草に注意します。秋といっても残暑の時期からになります。やはり飛散力がないですが、道路わき、公園などいたるところにあります。この時期に重なるのが、ガ・ユスリカ・ゴキブリのアレルギーです。

 

(関連項目)秋のアレルギーについて