刺すアリのお話~虫による皮膚炎シリーズ②
2015年07月09日
今回は刺すアリのお話です。
当院でも被害にあった方がいたのでご紹介します。
日本には270種類、世界には9000種類のアリがいるそうです。その中で日本に生息するオオハリアリが毒針をもっており、皮膚炎を起こします。
蜂に刺された時と同じように真っ赤に腫れて痒くなります。
たかが「アリ」と思いきや、怖いですね。
北海道を除く全国に分布しているそうで、ポイントは6月~9月になると羽をもつのが特徴です。生息範囲が広くて家屋内の木材や野外の朽木はもちろん、海岸から地下 にまで及ぶそうです。
羽をもつと屋内にも飛んできて侵入しますので、この時期がやはり気を付けないといけないようです。この羽つきのアリをみたら要注意ですね。
少し調べると蜂と同じように、アナフィラキシーになったという文献もみつけました。でも蜂とアリの交叉性(関連性)はないようです。
虫による皮膚炎シリーズではいろんな虫のお話しを定期的にお届けします。
(虫による皮膚炎シリーズ)
・子供の虫刺されについてのお話・・虫による皮膚炎シリーズ①
・刺すアリのお話・・オオハリアリについて~虫による皮膚炎シリーズ②
・ブヨ刺症・・虫による皮膚炎シリーズ③
・毛虫皮膚炎について・・チャドクガによる皮膚炎について~虫による皮膚炎シリーズ④
・マダニについて・・マダニに咬まれたら洗浄・切開除去が必要です~虫による皮膚炎シリーズ⑤
・イラガ皮膚炎(電気虫)のお話・・・虫による皮膚炎シリーズ⑥
(関連記事)
・虫刺され・・蜂について
(院長記載)