タコ、ウオノメ

2015年01月01日

タコ(胼胝)、ウオノメ(鶏眼)の正体は何でしょう。足底部の力がかかる部位の角質が肥厚した状態です。

原因は前足部加重のなどが誘因となり足の加重のバランスが崩れて、皮膚に繰り返し機械的な刺激が加わるからです。

タコは皮膚の表面が機械的な刺激により硬くなった状態です。ウオノメはさらに、その下に核ができて深部に刺さります。よってタコは押しても軽い痛みですがウオノメは強い痛みになります。

一般的に出来やすいのは、第2、第3足趾の付け根、親指・小指の外側です。人によって趾間部の骨同士が擦れ合って出来る方もいます。

 

 

治療は?

治療は痛くなったらカミソリで削ったり、表面が非常に厚い場合はニッパーを使用したりします。自分で削るのは危ないですのでやめましょう。また自分でスピール膏で軟らかくする人もいます。タコなら問題ないですが、ウオノメの場合、細菌感染を起こすこともあるので注意が必要です。

当院では丁寧に削る処置をしています。保険治療でできますし、ほとんどの方は痛みがなくなり満足していただけます。

痛みをかばって変な歩き方を繰り返していると膝や腰を痛めたり、背骨が歪むことさえもあります。痛みを我慢せず早めに受診しましょう。

当院ではそれ以外に、靴の履き方・靴の種類などの根本的対策についてもアドバイスしています。是非、ご相談ください。

タコ、ウオノメの注意点

・糖尿病で神経障害のある方は要注意です。痛みがないためどんどん厚くなり、容易に感染を繰り返し、骨壊死になります。以前に私が勤務していた病院では、同じく神経障害を伴うハンセン病の方で骨壊死になった方を私は何人もみてきました。糖尿病の方は定期的に足を観察して異常がないかチェックをしてください。症状が強い時はレントゲンが必要なので整形外科を受診してもらっています。

・「ウオノメ」と間違えられるのが「いぼ」です。子供の足の裏にできた場合は特にいぼのことが多いです。大人でも足底粉瘤や悪性腫瘍などの他の疾患のこともよくありますので注意が必要です。まずは皮膚科専門医を受診して正しい診断を受けることが大事です。

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足の皮膚の状態を時々、観察してみましょう