虫刺され

2014年12月27日

子供の虫刺されには蚊でも注意が必要です

虫刺されの中で多いのが蚊でしょう。特に子供の場合は蚊にさされた後、いつまでも痒がったり、強い赤みと膨らみが長時間続くこともあります。また、刺された直後ではなく後から腫れてくるので、刺された記憶がないことがあります。大人の虫さされとは随分と違うので、親御さんが非常に心配して病院に来られる方が多いです。

でも心配はありません。子供はまだ蚊に刺された経験があまりないので、蚊に対するアレルギー反応は遅い反応が中心です(刺されて1日後になって腫れて症状が長引く)。そして大人のように虫刺された経験が増えると、早い反応のみが出る(刺された直後にすぐ腫れて1日にもたたずに消えてしまう)という経過をたどります。

また子供の虫刺されは掻くと傷になり、その傷からとびひが発生することもあります。またしつこく掻くと痒疹といって硬いブツブツが続く慢性湿疹になることもあり、こうなるとさらに痒みは続き治りにくくなってしまいます。ゆえに、子供の虫刺されは市販の塗り薬で応急処置という方も多いですが、病院に来て適切な外用や内服を行うなど悪化する前に早めに治療をすることが肝要です。たかが虫刺されと思わず受診をおすすめします。

他にもネコノミ、ブヨなどの被害も多いです。ぷっくり水ぶくれができ、真っ赤に強く腫れたりすることもあります、この場合は子供に限らず大人でも症状が長引きますので注意が必要です。

 蜂について

さて、蜂の話に移します。蜂は蜂毒に対する即時型の急性アレルギーが重要です。15分以内にじんましん、ぜんそく様症状、気分不良、血圧低下が出る時は要注意です。緊急を要しますので、直ちに救急車を呼び救急対応をしている医療機関への搬送が必要です。また、遅れて症状が出る方もいますので、刺されてから24時間以内の間でも具合が悪ければ入院施設のある病院や救急病院に行くようにしてください。

ところで蜂のアレルギーは血液検査で調べられます。スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチのIgEが参考になります。蜂に刺された部位が、日がたつにつれて悪化し何日も続くようであれば、蜂毒に対するアレルギーを獲得した可能性もありますので検査するのも良いでしょう。ただし、アレルギーの獲得には時間がかかるので、刺された直後に測っても意味がありません。症状が出てから2-4週間後の検査が適しています。

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